激情のワルキューレ~ゆりかごから墓場までメサカナ

1週間ぐらい前に見た劇場版マクロスΔ激情のワルキューレの感想を書きたくてブログ始めました。がっつりネタバレかつほとんどメサカナです。


 

マクロスはフロンティアから入って、マクロス2を全話見て、7と初代とをかじった程度の知識です。Δの放送が始まった時に見るか悩んだんだけど、Fの劇場版で打ちのめされた私は好きになった女の子が振られるのが怖くて見ませんでした。そうです、ランカ・リーは私の生涯の押しです。
アニメ放送が終わり、友人に勧められ、映画館に見に行こうと決心。フレイアちゃんがワルキューレの中では推しかなあ~、ぐらいに見に行って終わった後はもうメサカナのことしか考えられなくなってました。アニメよりもメサカナの演出が増えていたりしていたようで。あまりにも尊い。以下はほとんどメサカナについてです。
 

メッサーくんというパイロットと、ワルキューレリーダーのかカナメさんのカップリングが爆発的に人気なのは知っていたけど、いやあ、実物はすごかった。
激情のワルキューレ、メサカナを見事に始まりから完結まで見せつけてきた。メッサーくんがどうしてカナメさんに想いを寄せるようになったのか、カナメさんはどうやってその気持ちに応えていくのか。スタートからゴールまで丁寧な描写。
カナメさんはワルキューレのリーダーかつ年長者だから、メンバーを身を呈して庇う・守る描写がちりばめられていて、そこだけでカナメさんがいかに愛情深い人か分かった。そして、そんなカナメさんの元に1番に駆けつけて守るのはメッサーくん。この時点で「ああ、公式がメサカナを押している」っていうのをビシビシ感じる。映画を見る前は、アラドカナメメッサーがトライアングルだって聞いていたからアラカナも良くない?って思ってました。でも、アラド隊長はカナメさんと同じくリーダーとしてデルタ小隊を守る責任がある→カナメさんを真っ先に守ることは出来ないんですね。じゃあ誰がカナメさんを守るのか?メッサーくん、君しかいない。カナメさんがワルキューレのみんなを守る時、カナメさんを守れるのはメッサーくんなんだ…うっ、あまりにも尊い
そしてこの2人、あまりにも清い。メッサーくんにとってのオンリーワンは命を救ってくれたカナメさん。カナメさんにとってのナンバーワンは一番に飛んで来てくれるメッサーくん。それなのに2人の関係は1対1じゃない。2人の後ろにはいつだって仲間がいる。AXIAの場面での「歌ってくれ、カナメさん」は「俺のために歌ってくれ」じゃなくて「俺たちみんなのために、歌ってくれ」であり、「飛んで、メッサーくん」は「私のために飛んで」じゃなくて「私たちのために飛んで、メッサーくん」なのかと解釈しました。清い、あまりにも清い。独りきりじゃ生きられないし、2人だけでも飛べないカップリングなんですねメサカナは!ここがメサカナ好きの揺りかごで墓場か。
遺跡で誘拐された後、ワルキューレを助けに来たハヤテがメッサー機に乗ってきたのもしんどかった。壁が崩れて空が開き、フレイアを体を張って守るカナメさんの前に死神のエンブレムが表れて「メッサーくん…?」と呟くカナメさん。死んでなお、メッサーくんはカナメさんを守ってるってどれだけ一途なんですか…尊い…。
そして物語の終盤はクラゲを見送り歌って終わるって、これでもかとメサカナな映画でした。ありがとうございました。Δの作品自体も楽しめました。話を聞くに、主人公のハヤテ・インメルマンがアニメよりも丸くなってるとの事で。良かった。