幸村精市のキャラソン「驟雨」の何が好きなのか考えた

 

先日テニソニに参加し、友人たちとしこたまテニスの王子様の話をしました。

私の応援している選手(テニプリ国勢調査的な言い回し)は立海大付属中学校テニス部部長幸村精市くんです。

テニソニ後、宿泊先のホテルでテニプリのキャラソンについて熱く語っていて、このキャラクターのキャラソンで好きなのはこれ! とかなんとか話していて、ふと、自分は幸村のキャラソンで「驟雨」(キャラクターソングアルバムプロローグに収録)がめーちゃくちゃ好きなのに、その理由が分からないな。と自分自身にモヤったので歌詞に注目して、このキャラソンの何が好きなのか考えてみました。

 

 

まず、驟雨とは「急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう雨」。

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にわか雨という事ですね。歌詞も驟雨の様子と幸村の闘病の様子がシンクロして書かれています。

とりあえず一番、画像で。

幸村って声優さんが女性でどことなく儚い印象のあるキャラクターなのに、抱える病と秘めた闘志との激しいギャップがあるんですね。まずここでぐっとくる。立海VS氷帝跡部と試合をした時、終盤に見せた叫びや好戦的な表情も、あー幸村も男の子なんだな~って熱いものがある。さらに跡部からも「テニスが出来なくなった、そこから立ち直ったところは敵わない」と言われていて、本人は苦しいけれど、病に打ち克った要素は彼の欠かせない魅力だと感じます。

 

それで、次が二番。個人的にこの曲が好きな理由が自分でよく分かりました。

中学三年生の男の子が自分の生死と向き合った結果、必ず明日が来ることの切実さを知るの、切なすぎて頭がどうにかなりそうですわ。(実際どうにかなってキーボード打ち込みながら泣いた)

ここ、きっと「どんなに辛いことがあっても生きている限り明日はやって来るんだ」っていう意味もあると思うのでダブルミーニングかな? それとも自分の深読み? とか、いろいろ考えられてこのフレーズだけで永遠に幸村について考えられます。

さらっと聴いてると逃しそうになるBメロ頭にこの歌詞を持ってくるの、すごいなあ。重くなりすぎないというか。これをサビに持ってくるときっと重くなってしまって、メロディと合わなくなるんじゃないか?って思うんです。

うまいなあ。

二番の歌詞がいっとう雨風が強く、でもそんな時だからこそ仲間の存在を感じ、立ち向かっていく幸村の姿が浮かんでかっこいいですね。立海は「常勝」を掲げる強豪校なので厳しさが目立ちますが、仲間やメンバーの絆がその分際立つところが推しポイントです。

「きっと」雨はあがって、からの、

「やっと」雨はあがって

明るい未来が見えるしめくくり。幸村精市というキャラクターが悲しみだけじゃなく喜びも持っていて、強さと弱さ、絶望と希望、それぞれ両方を抱えてなおコートに立つ未来がある。

幸村を応援するファンが望んだ明るい未来を見せてくれる歌だったんだな~、と気が付きました。やっぱり「驟雨」がめちゃくちゃ好きだ。